映画とその原作

小説でも詩でもルポでも戯曲でもいいけど原作がある映画とその原作について無駄口をたたく

『桐島、部活やめるってよ』(2012)

制作者たち、特に脚本者や監督は、原作からタランティーノの匂いを嗅ぎ取ったのに違いない。原作の中の映画の気配が犬童一心が消えて、タランティーノ、ロメロ、『鉄男』に差し替わっている。映画部の神木はゾンビ映画を摂ることにした。そして顧問の先生から止められるのだ。
橋本愛との会話でもタランティーノだ。『鉄男』見たあとタランティーノだ。
原作で絶賛されていた『ジョゼと虎と魚たち』なんてタイトルは出てこない。
ここで否定された犬童は借りを返さんとばかりにAKB48を使った学園ゾンビもの『スクールゾンビ』に肩入れするのであった。
そうに違いない。