映画とその原作

小説でも詩でもルポでも戯曲でもいいけど原作がある映画とその原作について無駄口をたたく

『襲い狂う呪い』<未>(1965)

DIE, MONSTER, DIE
MONSTER OF TERROR
悪霊の棲む館(TV)
上映時間 80分
製作国 イギリス
公開情報 劇場未公開・ビデオ発売
監督: ダニエル・ホラー

原作: H・P・ラヴクラフト

出演: ニック・アダムス 、ボリス・カーロフ

「異次元からの色彩」または「宇宙からの色彩」が原作。「色彩」というのは、光る石のことで、これが隕石であり放射性物質をまき散らし、感染したものは死滅してしまう。人間も動物もかたちが崩れてモンスターと化してしまう。アルドリッチの『キッスで殺せ!』にも似た放射能への恐怖をまともに取り上げた作品だ。かたやSFホラーとして、かたやサスペンスとして出来上がった両作品だが、放射能という未知のものに対する迷信的な恐怖をかたちにするとこうなったという時代性の産物といってもよい。

    


「宇宙からの色彩」は全集だと4巻


『太陽の爪あと』は「閉ざされた部屋」が原作で全集だと1巻

フロム・ビヨンド』は「彼方より」で全集だと4巻

『ネクロノミカン』

『ZONBIO/死霊のしたたり』が「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」の映画化で全集だと5巻

『ヘルハザード/禁断の黙示録』『怪談・呪いの霊魂』の原作が「チャールズ・ウォードの奇妙な事件」全集2巻

『ドゴン』、「インスマウスの影」全集1巻、「ダゴン」全集3巻より

ラブクラフトのダンウィッチの怪』全集5巻