映画とその原作

小説でも詩でもルポでも戯曲でもいいけど原作がある映画とその原作について無駄口をたたく

2020-07-14から1日間の記事一覧

『にごりえ』1953

樋口一葉の小説がこれほどまでにドラマチックであるとは思わなかった。原作を読み、映像を観て、さらに文章を振り返ってそのことがまざまざと感じられるのだ。貧しくも可憐な明るい久我美子が犯す罪がどのように浄化されるのかこれは今見ても心臓バクバクも…